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「何にもない」    綾部 義雄

「なんにもない なんにもない

まったく何にもない

生まれた 生まれた 何が生まれた

星が一つ 暗い宇宙に生まれた

星には夜があり そして 朝が訪れた

なんにもない大地に ただ風が吹いてた

 

やがて大地に草が生え 樹が生え

海にはアンモナイトが生まれた

曇が流れ 時が流れ 流れた

ブロントザウスが滅び

イグアナドンがさかえた

なんにもない 大空に ただ曇が流れた

 

山が火を噴き 大地を 氷河がおおった

マンモスの体を 長い毛がおおった

なんにもない 草原に かすかに

やつらの足音が聞えた

地平線かなたより

マンモスにおいとともに

奴らが やってきた やってきた」

小学生の何年生だったかな?

記憶にないけど、テレビの「はじめの人間 チャートルズ」アニメーションを見ながら、よく歌を聞いてた。

癒されるよ…。この歌…。

確かに俺たちは何にもない地上に生まれてきた。納得するよ。

よく言うじゃん?新しく生まれてきた子には罪なんてないんだよ。

俺の趣味なんて何にもないさ。

さみしいけどね…。

何か趣味を持てと言われても、見つからないよ。

俺の好きにすればいい…。

ちゃんと聞いて…。

マンモスにおいとともに奴らがやって来たと書いてあるじゃん。

そう!俺たちは、そうやって生きてるよ。